Raspberry Piの設定について、備忘録を兼ねてまとめてみます。
まずはOSのインストールです。
インストールについて、私が見た範囲で一番分かりやすかったのは、
RPi Easy SD Card Setup
でした。 英語サイトですが、迷ったらここを見れば良いだろうと思います。
以下、Windowsユーザを対象としてOSのインストールについて記します。
1.概要
Raspberry Piは、SDカード上にインストールされたOSから起動します。
SDカードはClass4 4GBあれば足りる様ですが、速いのに越した事は無いのと、容量も余裕があった方が安心な事、他に流用する可能性がある事を考えてClass10 16GBのmicroSD(アダプタ付)を購入しました。ちなみに購入したOS付きSDカードは、Class4 8GBのMicroSD(アダプタ付)でした。
OSがインストールされた起動用SDカードを購入する事も出来ますが、自分で買ってきたSDカードに無料でインストールする事も出来ます。
Windowsの場合は、NOOBS(New Out Of Box Software)をダウンロードしてSDカードにコピーする方法が一番のお勧めです。NOOBSには、Raspberry Piがオフライン環境でもインストール可能な通常のNOOBSと、オンライン環境でインストール時に必要なファイルをダウンロードしてくるNOOBS Liteがあります。
他には、OSのRaw ImageをWin32DiskImager等のtoolを使ってSDカードに書き込む方法もあります。
私は上記2つの方法共にうまくいきましたが、一部のNotePC内蔵のSDカードスロットを使用した場合などで、Win32DiskImagerでも駄目な場合がある様です。その際は、flashnulというツールを使用する事になるそうですが、自分では試していないので、当blogでは扱いません。
2. 用意する物
・SDカード
容量4GB以上、Class4以上のもの
・SHA-1を計算するツール
ダウンロードサイトにはSHA-1 CheckSumが記載されています。
入手したファイルの妥当性を確認するため、 Vector等で適当なツールをダウンロードしておきます。
・OSイメージファイル
公式ダウンロードサイト からNOOBS、NOOBS Lite、使用するOSのRaw Imageをダウンロードしておきます。
・SDFormatter
SD Associationが提供するフォーマットツールを使用してSDカードをフォーマットします。SDカードのサイズをセクタバイト数、セクター数、ヘッダ数で割った値が整数になる様にする処理が必要なので、このツールを使用します。
・Win32DiskImager
OSのRawImageからインストールする場合はこのツールが必要です。NOOBS、NOOBS Liteを使用する場合は必要ありません。
3.手順
3.1 SDカードのフォーマット
SD Associationが提供するSD Formatterを使用し、オプションの「論理サイズ調整」をONにしてフォーマットします。
3.2 OSイメージのインストール
3.2.1 NOOBS、NOOBS Liteを使用する場合
公式ダウンロードサイトから入手したNOOBS、NOOBS LiteのZIPファイルのSHA-1 CheckSumを計算し、ファイルの正当性を確認した後、解凍したものを、3.1でフォーマットしたSDカードに書き込みます。
後は、Raspberry Piに挿入して起動します。どのOSを選択するかを訊いてきますので、インストールしたいものを選びます。迷うのであれば、まずはRaspbianを選択しましょう。
3.2.2 OSのRawImageを使用する場合
公式ダウンロードサイトから入手したOSのRawImageのZIPファイルのSHA-1 CheckSumを計算し、ファイルの正当性を確認した後、解凍したものを、Win32DiskImagerで書き込みます。
3.3 raspi-configの設定
Raspbianを最初に起動した際には、初期設定メニューが表示されます。
raspi-configという設定ツールで、インストールが完了した後でも設定変更が出来ます。
日本語環境を設定する前にlocale設定を日本にしてしまうと、文字化けが起きますので、インストール時には、locale設定を変えない方が良いでしょう。
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